オーラルケアは新型コロナウイルス対策にも重要です。

オーラルケアは新型コロナウイルス対策にも重要です。Info

こんにちは。

新型コロナウイルスの蔓延により、より注目されているウイルス感染予防ですが、今回はオーラルケアの観点から前田院長にお話を伺いました

) サラヤ健育会オーラルケアステーション

本町歯科 院長

大阪大学歯学研究科 招聘教授 名誉教授

Q1:お口の中に歯周病や虫歯があることはコロナの感染ならびに重症化に影響するのでしょうか?

A: 歯周病も虫歯も感染症と考えることができますが、それらが常在菌のバランスを狂わしてしまうこと、さらに炎症を生じさせて外部から侵入したウイルスや菌が血管内に入りこませてしまう可能性が高くなります。従来のインフルエンザにおいては歯周病があることで重症化することが報告されています。

(今井健一, 神尾宜昌, 落合邦康 (2015) 口腔細菌によるインフルエンザウイルス感染促進作用と重症化のメカニズム-口腔ケアの重要性- 日本歯科評論, 75(1), 127-132.)

また新型コロナウイルスについても、同様のことが報告されました。

NadyaMarouf :Association between periodontitis and severity of COVID-19 infection:A case-control study:Journa ofClinicalPeriodontology  /Volume48, Issue4/p,483-491 2021,2,01)

Q2:歯磨き・うがいは感染予防に役立つのでしょうか?

A: 役立つと考えてください。歯磨きはもちろんのこと、のどならびにお口のなかを「ぶくぶく、ごろごろ」と30秒間していただくだけで、エアロゾルにふくまれる病原体は激減します。(Fine ら1992)

Q3:マスクをしていることによる影響はありますか?

A: 乾燥しやすくなり、唾液の分泌が減るので口臭が発生しやすくなります。ブラッシングだけではなく、飴を1日3~5つぶなめると唾液の流れがよくなり口臭が軽減します(東京歯科大学のデータ、ならびにNHKためしてガッテンのHPから)ただし、飴を習慣的に食べると虫歯のリスクもあがります。虫歯を予防するためにもシュガーレスの飴で行ってください。サラヤの「ラカントカロリーゼロ飴」は、天然素材でカロリーゼロな上、砂糖不使用なのでおすすめですね。

Q4:歯科衛生士さんによるプロフェッショナルケアはなぜ必要なのですか? どのくらいの間隔でしてもらうといいですか?

A: 歯ブラシ、歯間ブラシ、フロスを用いたセルフケアでも絶対に汚れがとりきれない場所が必ずあるからです。また歯石が形成されると専用の機器を使わないととれないからです。 プロフェッショナルケアの頻度は、歯並びや汚れの性質でことなりますが、少なくとも3か月から6か月に1度は必要です。

 

 

 

 

前田院長ありがとうございました。

 

皆様も何か疑問点などありましたら、お気軽にお尋ねくださいね。

 

~おいしい食事をいつまでも食べられるように~

医療法人サラヤ健育会
オーラルケアステーション本町歯科

〒541-0053
大阪市中央区本町3丁目6番4号
本町ガーデンシティ4F

TEL:06-7711-1418

初診のご予約はこちらから
2回目以降のご予約はこちらから