歯周病菌に抗生物質が効かなくなってきているInfo
皆さん、こんにちは😊
オーラルケアステーション本町歯科です🦷💚
秋を通り越して一気に冬がやって参りましたが、いかがお過ごしでしょうか?
インフルエンザも流行っています。体調管理にはくれぐれもお気をつけ下さいね🙂
さて、今回のテーマは「歯周病菌に抗生物質が効かなくなってきている」です✨
前田理事長にお話をお伺いしました🙌🏻✨
2023年11月7日の米国歯周病学会のニュースレターの記事として1999年から2020年までの20年間の間に、歯周病菌で抗生物質に対して抵抗できる能力(耐性)を持つものが増えてきたと報告しています(Rams T.E. et al 2023)
最も悪さをする菌とされている PG菌(Porphyromonas gingivalis)が、1999-2000年では0.1%の患者さんにしか見つからなかったものが、2019-2020年2.8%と28倍に増加しており、他の歯周病原因菌でも耐性菌が増加傾向を示したと報告しています。
では、新たな抗生物質を作ればいいのか言えば、結局はイタチゴゴッコになることが目に見えていますので、もっと違った方法を早く確立する必要があります。有力な方法として、光殺菌法というのが注目されています。これは、細胞核の染色に使用される物質を歯肉溝内に注入し、LEDの光を当てると光増感作用、還元作用により上記の通り活性酸素を発生させ、酸化還元作用による消毒効果を得る方法で、すでにヨーロッパでは医科の治療にも利用されているものです。この技術が日本でも利用できることを期待します。
~おいしい食事をいつまでも食べられるように~
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